名作家具をひとつ。空間がぐっと変わる理由

Interior

インテリアを考えるとき、すべてをお気に入りの家具で揃えようとすると、なかなか大変です。

だから私は、まずひとつ「これが好き」と思えるものを取り入れるのがおすすめだと思っています。

わが家にも、長く使っているお気に入りの椅子があります。

アルテックのゼブラ柄のチェアです。

一脚あるだけなのに、不思議とそのまわりの空気が変わる。
家具として使うことはもちろん、そこに置いてあるだけでも空間のアクセントになります。

今回はわが家の椅子を例に、名作家具をひとつ取り入れることで、インテリアがどう変わるのかを考えてみたいと思います。

名作家具は、部屋の「軸」になる

わが家のダイニング。椅子はあえて揃えず、好きなものを少しずつ集めています。

名わが家のダイニング。椅子はあえて揃えず、好きなものを少しずつ集めています。

作家具の魅力は、デザインそのものの美しさだけではありません。

ひとつお気に入りがあると、それを起点に「何を合わせようか」と考えられることも、大きな魅力だと思います。

わが家のダイニングも、椅子はあえて同じもので揃えていません。年代もデザインも違う椅子を、そのときどきで好きだと思ったものから少しずつ集めてきました。

そんな中でも、アルテックのゼブラ柄のチェアは特にお気に入り。

木を基調とした空間の中に強い柄がひとつ入ることで、ほどよい抜け感が生まれる。その抜け感が、空間を少し面白くしてくれているように思います。ファッションと同じです。

すべてを同じテイストで揃えるのではなく、好きなものをひとつずつ重ねていく。

私はそんなふうにインテリアをつくるのが好きです。

全部を名作で揃えなくてもいい

「名作家具」と聞くと、少し敷居が高く感じるかもしれません。

でも、部屋に置く家具をすべて名作で揃える必要はないと思っています。

わが家も、名作家具だけでできているわけではありません。ヴィンテージのもの、手頃なもの、長く使っているもの。その中に、気に入った家具を少しずつ加えてきました。

むしろ、すべてを同じブランドやシリーズで揃えない方が、その人らしい空間になることもあります。

大切なのは「有名だから」ではなく、自分が本当に好きだと思えるものを選ぶこと。

ひとつお気に入りがあるだけでも、何気ない日常の景色が少しだけ嬉しくなる。

それも、名作家具を暮らしに取り入れる楽しさのひとつだと思います。

「抜け感」が、空間を面白くする

インテリアをきれいにまとめようとすると、つい色や素材、テイストを揃えたくなります。

もちろん統一感は大切ですが、私はそこに少しだけ「違うもの」を入れるのが好きです。

木の家具が多い空間にゼブラ柄を入れたり、すっきりとした空間に古い家具を合わせたり。

一見すると異質に感じるものがひとつ加わることで、整いすぎない、その家らしい空気が生まれるように思います。

わが家のアルテックのチェアも、そんな存在です。

決して控えめな柄ではありません。でも、この少し強い存在感があるからこそ、木を基調とした空間が無難にまとまりすぎず、ちょうどいいアクセントになっています。

「合うもの」だけを探すのではなく、ときには少し違うものを入れてみる。

その小さな違和感が、空間をぐっと面白くしてくれることがあります。

私が選んだ、アルテックのゼブラ

わが家で使っているのは、アルテックのゼブラ柄のチェアです。

初めて見たときに惹かれたのは、やっぱりこの大胆な柄でした。

北欧家具というと、木の温かみや穏やかな色合いを思い浮かべることも多いですが、このゼブラ柄には少し違った強さがあります。

ナチュラルな木のフレームに、白と黒の大胆な柄。

この組み合わせが、きれいにまとまりすぎることなく、空間に少しエッジを加えてくれます。

実際に暮らしの中に置いてみると、意外と合わせるものを選びません。

わが家ではダイニングで使ったり、窓辺に一脚だけ置いたり。そのときの気分で場所を変えながら、長く使っています。

家具は、買ったときが一番素敵なのではなく、暮らしの中で場所や役割を変えながら使い続けられるものがいい。

この椅子は、そんなふうに思わせてくれる一脚です。

長く使いたいと思えるものを、ひとつずつ

インテリアは、一度に完成させなくてもいいと思っています。

最初からすべてを理想の家具で揃えようとすると、予算もかかりますし、本当に自分が好きなものが分からなくなることもあります。

だからこそ、まずはひとつ。

椅子でも、照明でも、小さなオブジェでも。「これを長く使いたい」と思えるものを選んでみる。

そこから、その家具に似合うものを少しずつ重ねていけば、時間とともに自分らしい空間になっていきます。

流行やテイストだけにとらわれず、自分が心を動かされたものを暮らしの中へ。

そんなものを、これからもひとつずつ増やしていきたいと思います。

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